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★銃・病原菌・鉄

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 いつも小説ばかり読んでるんですが、久しぶりにノンフィクションを読みました。以前買って積読状態だった、ジャレド・ダイアモンド著『銃・病原菌・鉄』です。

 著者はまず「歴史において、なぜヨーロッパ世界がアメリカやアフリカを征服する結果になったのか? なぜその逆ではなかったのか?」という疑問を呈し、それは単なる偶然や人種的な優劣が生んだものではなく、地理的な条件が根本的な要因であると説きます。曰く、ユーラシア大陸は広く東西にのびた形をしていて、大陸の広い範囲で似た気候になるために、農耕技術や家畜の伝播が容易であった。それが技術発展や国家の形成を容易にし、大陸間の格差を生んだというものです。逆にアメリカ大陸では南北に細長い形であるために、農耕技術の伝わりが困難だったし、家畜化できる動物にも恵まれていなかった。

 ものすごく簡単に書くとこんな感じですが、示唆に富んでいてとてもおもしろい本でした。部分部分では検証が不十分に感じる箇所や、日本に関する記述でちょっと首を捻ってしまうところもありましたが、西欧が世界の覇権を握った究極の理由が地理的条件にあったとする論旨はとても自然に納得できます。

 意外にも著者は進化生物学が専門だそうで、そういえば確かに動植物の進化や病原菌についてもやたら詳しい解説があり、非常に多岐にわたる知識を持った人だなあと感じます。物事を考える際に一つの分野だけに縛られていては、考え方が一元化されるだけだし、一見関係なさそうなことも知っておくことが重要だなと思いました。まあこれを機会にいろいろ読んでいかんといかんなってことでひとつ。

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プロフィール

晴瀬ひろき

Author:晴瀬ひろき
漫画家・イラストレーター
1981/11/30生まれ

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